いよいよ今週末は共通テスト、高校推薦入試もあり、本格的な受験シーズンが始まります。これまで受験勉強を頑張ってきた皆さんには自分の持っている力を最大限に発揮して欲しいです。入試直前期の今、暗記科目については最後の確認をされていることでしょう。では理解系・思考系の科目である数学はどのように最後の調整をすれば良いでしょうか？この時期は他の暗記系科目と同じように公式やこれまで蓄積してきたノウハウの再確認という、基本項目の徹底に時間を使うのが良いです。難しい問題はいくらでも存在しますし、入試では合格点を取れれば良いのです。また直前期に難しい問題を解くと疲労感が蓄積したり、メンタルバランスが崩れることもあります。これまで十分に難しい問題に取り組んできた皆さんなのですから、今やるべき事は自分の持っている力を最大限に発揮することです。基本事項の見直しをすると、最近目にすることが少なかったため、少し記憶が薄れているものが見つかります。ここで焦ってはいけません。見つけたら、「その場で」復習して記憶しましょう。その部分だけ補強すれば大丈夫です。入試当日から2、3日前に完了するように進められると気持ちに余裕を持って試験に臨めます。是非やってみてください。万全に準備をした上で、これまで頑張ってきた自分を褒めながら、自信を持って試験に臨んできてください！　ご健闘を心よりお祈り申し上げます！！！

日常生活が便利になるにつれて何かを暗記したり、事前に詳細な調べ物をしたりする面倒な手間が減ってきていることは事実ですし、過去に戻ることも無いでしょう。そんな暮らしをしている中で暗記科目の学習（英語も含む）をするのがとても面倒に感じる生徒さんが大幅に増えてきていると感じます。生徒さんは知らないと思いますが、理科、社会の学習単元は昔の生徒が学んだものよりも確実に減り、また暗記項目数も大幅に減っています。歴史では年号の暗記も強要されていません。暗記に気が乗らない生徒さんは言うでしょう。｢何か困ったらスマホで検索すれば良い。｣その通りです、でも”日常生活を普通に便利に過ごすならば”です。生徒さんたちも将来、世の中のために役に立つよう成長していかねばなりません。有益なものというのは新しいものです。新しいものは、主に思考力で生み出されます。ただし知識、経験がなければ思考が働くきっかけを失います。例えば株価の変動と世界の気象変化は密接に関係しています。地理や気象や経済の知識があれば世の中の変化を予見でき行動できるでしょう。時代の流れを先読みして、新しい時代に必要なシステムやモノやサービスを思いつけるかもしれません。歴史で学ぶ世界大戦も、人間の犯した愚かな間違いを二度と起こさないと肝に銘じることも大事ですし、それでも世界で常に戦争が起きている事実や、関係する国々の歴史や地理を知っていれば自分に不利益にならないように賢く行動したり、適切な支援をすることも率先してできることでしょう。英語だって翻訳アプリを起動しないと内容が分からないようだと困る場合があります。効率化に上手く使って、よりクリエイテュブな仕事ができることがアプリの目的です。単に楽をするためではありません。

長くなりましたが、暗記は必要です。知識も必要です。思考力を働かせるためのスイッチであることを強く認識して、暗記科目の学習を進めて欲しいと生徒さんには強く伝えたいです。

暗記学習は自分でやればできるもの、正直そういう風に思っていました。しかし、学習指導をしている中で暗記が苦手という生徒さんの多いことに驚かされます。確かに昨今の便利な生活の中では、筆記用具を使って書き出したり、暗記したりという作業が随分と減っています。また、入ってくる情報も短時間で理解が進む分かり易いものが多いです。それに対して暗記学習はかなり地道な作業に見え、億劫になることは理解できます。｢役に立つから覚えよう｣といっても素直に聞き入れられないでしょう。ただし、この暗記学習を視点を変えて観ると、学習方法全体を効果的な方向に変えていくきっかけになることが分かります。もちろん、暗記すること自体は、生徒さん本人が取り組まねばなりませんが、毎回小テストをする、採点して頑張りを数値化する、良ければ励ましてあげるというサイクルで一緒に伴走すれば生徒さんのモチベーションは確実に上がっていきます。一人では続けるほど強くないトレーニングも一緒にする伴走者、コーチがいれば続けられます。暗記すべきことはたくさんあり、一度にやるとうんざりしますが、細かく分割すれば取り組めます。毎回小テストをするリズムになれば生活に一部になるでしょう。｢気がついたらたくさん覚えていた｣｢英語長文が読めるようになってきた｣｢理科・社会のテスト得点が上がってきた｣などの成果が出たらもう自分で進んで暗記するようになるまでもう一歩のところまできているでしょう。暗記系は理解系にくらべて成果が目に見えやすく、楽しく学べるサイクルになれば成果が出やすいし、指導しやすくもあり、またコーチングが活きる場面でもありますね。当塾では楽しく暗記学習を進められるように、カードを使ってゲーム感覚で取り組む工夫をして授業をしています。

暗記用学習ツールの特徴をまとめました。

◆カード

単語カードのようにリングでまとめるものでなくても、表裏で答え合わせができるものであればそれをカード形式と呼ぶことにします。このタイプはとてもシンプルで使い易いです。何より覚えた量が明確に目に見えます。暗記が進むにつれて徐々に枚数が減っていき成長を実感できるところが最大のメリットです。デメリットは少しかさばるところかもしれません。覚えていないものを抜粋すればこれも解消できるでしょう。また、カードを作成するのに手間がかかり億劫になるかもしれません。この解消方法は伴走です。一緒に作ってしまいましょう。一緒に作ったカードを使って、ゲーム感覚で問題を出して、枚数が減って、成績が上がって、というサイクルの楽しい活動の一環です。書く作業によって暗記が進んでいるメリットもあります。本塾でも英単語学習では取り入れています。カード作成しながら、既に知っている言葉と関連付けたりして印象に残るように気を配っています。

◆一覧表

これはカード形式にはなっていないものですが、例えば英単語でいうと英語と日本語が左右に対になって書かれている表形式のものです。暗記学習、テストともにどちらかを紙などで隠しながら答えていく形です。カード形式では裏返す際に感じるドキドキ感に対しては、少し薄れますが気楽に作成できたり、まとまったものがあればコピーして活用できます。例えば英語の不規則変化動詞などです。教科書の巻末にまとまったページがあると思います。既存のものをコピーして使うことで容易にツール作成完了します。出来ていないものを判別するには一工夫必要です。何か自分でマークを決めて付けていきましょう。こうして記録を残しておくことで2回間違ったものからもう一度復習してみよう、という使い方もできます。間違った数をカウントすればゲーム感覚で進めることができます。私の経験では最初80個間違ったとすると80→40→20→10→5→2→0という感じで間違った個数が減っていきます。1回毎に半分ずつになっていくイメージです。

◆アプリ

単語アプリも無料で使えるものが多数あります。市販されている単語暗記用の参考書に掲載されている単語をアプリ上で繰り返し演習できます。アプリの良いところは採点者がいるところです。合っていればピンポーンと承認してくれます。また間違った問題はストックされていて再チャレンジも可能です。スマホで使えば邪魔にはならず、どこでも隙間時間に取り組めますね。スマホアプリならやる気が出るという生徒さんも多いです。デメリットを上げるとするとカスタマイズしづらいところでしょうか。自分が覚えたいものを登録できるものも増えていますが既に登録されているものが主な対象です。

◆まとめ

昔からある単語カード、一覧表とアプリの特徴について書いてみました。それぞれ良いところがありますので上手く使い分けると効果的です。生徒さんの適性も加味して選択してあげることも大事です。伴走型、自立型の学習スタイル選択と合わせて暗記学習方法を考えるのも楽しいものです。本塾では、暗記用のツールについても最新情報を入手し、実践研究しており、一人ひとりに合わせた暗記学習ツールを無料でご提案いたします。

当塾ではweb教材に"aim＠"を導入しております。

web教材と聞くと”高い”と思われる方があるかもしれませんが、当塾では”無料”でご提供しております。とても優れたweb教材で英検対策、定期テスト対策、入試対策も充実しています。

理科、社会の暗記についても各種の問題と解説が用意されており教科書に準拠しています。暗記した内容を解いて演習することによりさらに深い学びを得ることができます。平均点以上の生徒さんにとって、演習量を増やすことは学習内容の理解を促進し、得点をアップさせるために最適な学習方法です。まちがった問題は記録されており、類似問題を出してくれるので再チャレンジして成長を感じることもできます。

英単語の暗記も英検の級毎に確認テストがありますので、自分のペースに合わせて計画的に学習を進めることができます。また、講師は生徒さんの学習進捗をリアルタイムに把握できるので声かけもしやすいシステムです。

このように暗記、定着に関してWeb教材はとても有効だと考えます。自力でweb学習した上で理解できないところを講師が直接サポートすることで学習効果は倍増していきます。当塾ではaim@をweb教材として併用しながら効果的な学習効果が得られるカリキュラム研究を進めてます。是非おためしください。