高校入試の範囲は広く、学習指導要領の更新に伴って学び方も大きく変わってきています。最終的には高校入試を控えた中学3年生はもちろん、定期テストで良い成績を上げたい中学1年生、2年生もどのように学習を進めていけばよいのか頭を悩まさせていることと思います。積み上げ教科のと特徴が強い数学と英語に関しては特に思うように結果が出ないと思われる場合が多いです。一例として数学は、一度つまずいてしまうと新しい単元の学習を進めても上手く進みません。ありがちな良くない指導として、理解が不十分な既習の単元を｢習ったよね？｣という気持ちで講師が軽く受け止めてしまうと、自信の無いところに新しい単元を積み上げることになってしまいます。問題演習でパターンに慣れていくと表面的にはできるようになったと感じる場合も、少しでも期間を空けるとスタート地点に戻ってしまったり、テストという緊張した場面では学んだことが不安になり実力を発揮できなかったりすることがよくあります。当塾でもいろいろな試行錯誤の結果、ベストなやり方として、新しい単元に進む前に、必要な要素である既習単元について少しでも不安がある場合には、さかのぼり学習をし、自信を付けた上に新しい単元学習を積み上げる、という指導方針を徹底しております。一人ひとりの苦手分野や程度は異なるので集団学習ではこのようなさかのぼり学習を組み入れる事はできませんが、個別指導塾ではそれが可能です。演習が大事な要素を占める数学こそ個別指導とその後の自習がセットで必要になります。個別指導の時間には重要ポイントの整理、解法の手順を分かり易く説明し演習課程も細かに指導します。次回までの自習では反復演習を中心に取り組んでもらい自分のモノにしてもらいます。常に一人ひとりに向き合ってどうやったら理解してもらえるだろうかと工夫するのは講師として大変やりがいがあります。

またオンライン学習を不安に思われる方もあると思います。もちろん1対複数人との集団指導の場合、受講生徒さまの気持ちに緩みが出がちですが、IT機器の発達した今日では1対1個別指導の場合、臨場感もあり対面と大きな差はありません。むしろ録画しておいて気になる部分を見返すこともできるなどオンライン授業ならではのメリットもあります。講師の訪問にご対応いただくご家庭のご負担も軽減しますし、講師側も移動時間を授業準備時間に充てられるなど、オンライン個別指導は手軽なだけではなく指導の質向上につながる指導形態です。